【10歳で進路決定って本当?!】ドイツと日本の教育システムの違い

ドイツ

こんにちわ。ジモンです。

このブログを書きだすようになっていままで以上に

意識するようになった 日本との” 違い “ 。

今日は、国の将来を背負う子供たちへの教育システムです。

 

我々ドイツに住んでいる日本人は、学校を考える際

以下3つの選択肢が考えられます。

  •  日本人学校(大都市に限る。)
  •  ドイツ現地校
  •  インターナショナルスクール

 

現在我々の住んでいる都市は日本人学校があるので、

この春から子供(6歳)は日本人学校に入学しました。

丁度その前にコロナが吹き荒れ、入学早々時短では

あるもののオンライン教育からのスタートという

全く異例な船出でした。まさにデジタル世代の申し子達。。

https://business.xserver.ne.jp/

日本・ドイツともに義務教育の年数は9年ですが、

日本の小学校6年・中学3年とは違い、小学校4年

その次のステップ(基幹学校・実科学校・ギムナジウム)

が最低5年間というシステムである。

以下見取り図を見ていただくとわかると思うが、

  •  10歳時に、ほぼ将来の道を決めなくてはならない

  (決められてしまう。)

ということである。これは正直最初聞いたとき、驚いた。

ドイツ教育システム

日本と比較すると、高校で専門系(例えば商業、農業、工業)に行くか

どうか選ぶのが15-16歳なので5-6年早いイメージか。

普通高校にいって理系、分析を選択するのが高校2年生の場合だと

7年早いイメージか。皆さんどう思われますか?

相当早い時期から将来を考えることが求められてますね。

個人的感想を言うのであれば、これは

なかなか子供にとってはタフな選択を強いてる

(というか、成績により割り振られる部分も大きい)と思う。

 

また、落ちこぼれだった人があとあと一発発起して、

起業などして一旗揚げるというシナリオは成り立ちにくいし、

やはり方向転換したい!と思っても非常にハードルは高い。

 

自分の子供に置き換えてあと3-4年でそれなりに将来が決まると

思うと、ややぞっとするところもある。




 

 

その時はタフな決断を強いられるかもしれないが、長い目で見れば

優れている部分ももちろんある。

一つは“デュアルシステム”という仕組みだ。

 

職業学校に行った人は週1-2日は理論・座学の勉強、残りは企業で

実務に取り組む。そうすることで、卒業後は自分の腕一つで

即戦力として活躍できる人材になれる。

 

それもあって欧州ではドイツは圧倒的に失業率は低いし、

いままでの工業国ドイツを支えてきた大変重要な

システムだと思う。

失業率の推移(出典:世界経済のネタ帳 )

追記:イギリスはこれからBrexitによって増えるだろう。。。

一方、ギムナジウム(日本でいえば普通科)に進学すれば大学に

進学するチャンスが与えられるがドイツの大学は入学試験はない。

高校卒業資格というものがあれば、自由に入学できる。

日本との”違い”が大きすぎて、これまた驚きだ。

 

日本は入学するのに一所懸命勉強する、一方で

ドイツは入ってからしっかり勉強する。

以下前回のブログでも書いたが、ドイツの大学は

基本無料で、学ぶ環境としては非常に恵まれていると思う。

必要なのは学ぶ意欲だけ!

ドイツの税金は高いのか?
おはようございます。 思い返してみるとちょうどの去年の今頃、 日本では消費税が10%になりました...

 

自分も当時の大学生活を振り返って何を学んだか?と改めて聞かれると

多種多様な人との出会い・付き合いとアルバイトを通して経験した

多少の社会人経験が主である。

決して勉強が主ではなかった。苦笑

 

日本のこのような教育システムが要因の一つであると

思うが、最新の国際競争力も34位と先進国の中でも

後ろのほうに位置している。(ドイツは17位)

IMDの競争力ランキング シンガポール1位、タイ29位、日本34位 | newsclip (ニュース、ASEAN、その他のニュース)
【アジア】スイスのビジネススクール、IMDがまとめた2020年版の世界競争力ランキングで、タイは前年から4つ順位を下げ、調査対象の63カ国・地域中29位だった。

 

さてどうしたものか、、、、




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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