こんにちわ!
自分には今年小学一年生になった子供がいます。
ドイツでは日本人小学校に通っているのですが、
国語の宿題、特に平仮名・カタカナの書き写しの
多いこと。。。
これだけパソコン、携帯が普及した世の中で
子供が大きくなった時どれくらい実際に書くの
かなと思ってみております。
子供は”当然”鉛筆でやっているのですが、
ドイツの小学校では普通に万年筆が使われるそうです!!!
一通り筆記体を習ったら、「万年筆許可書」みたいなのが
先生から渡されるそうです。
実は自分もつい最近までに知りませんでした。
ドイツにある日本人向けフリーペーパーで
たまたま知りました。まだまだ知らないことが
たくさんあって日々勉強ですね!
ちなみに万年筆を使うのには以下3つの理由があるようです。
- 疲れずに美しい字を書く
- 一つのものを長く大切に使う心
- 間違いを尊重する心を学ぶ
鉛筆やボールペンに比べて、筆圧が強い必要がないので疲れにくい。
インクを入れ替え、且つ手入れをすれば20-30年もつのが万年筆(大人用の場合)。
万年筆大国のドイツは、有名ブランドも多いですもんね。
モンブラン
ペリカン
ペリカン子供用
そして最後の”間違いを尊重する心を学ぶ”がいかにもドイツ、
且つ欧米らしいなと思いました。
日本だと間違ったらすぐに消しゴムで消し、その内容と
その思考過程も一掃されてしまいます。
しかし欧米は間違いに寛容、また問題に正解すること
以外、つまりその過程も重視するので消せない
万年筆を小学生から使わせるそうです。
これだと本人たちも書く前にしっかり
考えて書こうとする癖が自然とつきますね。
うんー、これはドイツに軍配ですかね正直な話。。。
自分も父親に就職祝いで万年筆もらいましたが、
それが23歳の時ですから15年くらいの差がありますね。
パソコン・携帯がこれだけ普及している世の中で、
自分も今思い返してみると最近いつ真面目に
字を書いたかなと思います。
寄せ書きも最近はデジタルでできますし、
書類のサインもこのコロナで一気に
電子サインが普及したと思いますし。
手紙くらいですかね?
(ちなみにこちらにはハンコという文化はないので、
コロナ時も日本と比較してかなり楽に在宅勤務が
できたのではと思います。)
時代の流れはあるもの、小学生の万年筆使用にこれだけ
たくさんの意味がある文化は引き続き残ってほしいと思います。
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