エコバックは当たり前!【環境大国ドイツのスーパーマーケット事情】

ドイツ

10年前にドイツに来た時に感じたスーパーマーケットにおける日本との2つの違い。一つ目は日本にこの夏導入。もう一つは、日本がこれから見習うことか?!

こんにちわ、ジモンです。コロナ禍でも、フル稼働のスーパーマーケット。今年はまさに殊勲賞の活躍ではないかと思います。今日は、そのスーパーマーケットについて書いてみようと思います。

10年前ドイツに初めて来た時にスーパーに感じた日本との違いは、以下の2点です。

1. エコバックの普及率
2. なぜレジの前はベルトコンベア式なの?!

1.エコバックの普及率

ドイツは、環境先進国だ。エコバック文化も既に1970年代から普及されていたようだ。よってプラスチック袋の有料化2016年から実施と日本の約5年先を進んでいる。現在ドイツでの議論の焦点は、全面廃止の時期です。確かにそういわれると、スーパーにエコバックか紙バック以外最近見かけなくなりました。数値で見るとその差は歴然ですが、人口一人当たりプラスチック袋の消費量は以下の通りです。

◆人口一人当たりプラスチック袋消費量◆

日本:約300枚/年

ドイツ:約20枚/年

日本もこの7月からプラスチック袋の有料化が導入されたようですが、ドイツに負けないよう一層の促進を期待したい。そして、この際にエコバックお持ちでない方は是非購入しましょう。

2. レジ前のベルトコンベアー

こちらのスーパーは下の写真のようにレジに長いベルトコンベアがあり自分で品物をいちいち載せ替えないといけません。日本人の自分からするといまだにこの論理が分かりません。唯一思いつくのは、こちらの方々はカートなどで大量買いする傾向があるのでそれが籠の移し替えには適さないということでしょうか・・・個人的には、これはレジの長蛇の列の原因となりこの時代には特に好まれないと思います。

そんな中、最近最寄りのスーパーにできたのが、“Scan&Go”というものです。このスーパー名はドイツ中心地によくあるREWE(レーヴェ)というところです。現在うちの前含めドイツ全土で50店舗だけのようですが、近いうちに100店舗まで拡大するようです。

では、どんなものなのか?写真のハンドスキャナーか携帯のアプリ品物をかごに入れるたびに、自分でバーコードをまずスキャンします。それをエクスプレスチェックアウト(レジの人がいない自動支払いの所)で支払いすれば買い物完了です!これで終わりです。これが普及されることで、

1. レジに並ぶ時間短縮
2. コンベアに品物載せる必要なし
3. 店員がスキャンする必要なし
4. 非接触ベースでの買い物が可能。
5. 3密回避

が実現されます。まさにNew Normal (新たなアタリマエ)のこれからの時代にはますます普及が見込まれスーパー側も従業員の安全の確保、また人間だからこそできるサービス業務や、顧客サポートに従業員を配置することで生産性の向上も図れることでしょう。これから日本でもこのような技術が徐々に導入されていくことでしょう。

これを書いている今日は12月23日。通常ドイツはクリスマスイブ、クリスマスとスーパーは休業です。日曜日は通常休みなので今年は12月26日土曜日も休みにするそうです。スーパーに勤務の方が少しでもゆっくり休めることを期待します。よって今日はドイツビールを買い込んでおきました。


◆まとめ◆
1. 環境大国ドイツを見習い、エコバックは持参しましょう。
2. 非接触、3密技術がドイツのスーパーで展開されている。日本も近い将来導入されるかも?







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